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お腹から声を出す方法|感覚がわからない人へ。力を入れて押し出すのは間違いです

お腹から声を出す方法は、お腹に力を入れて押し出すことではなく、喉に頼らず息の支えで声を安定させること。チェック方法・寝て感覚をつかむ練習手順・よくある間違いを解説します。

ボイモ編集部ボイモ編集部
お腹から声を出す方法|感覚がわからない人へ。力を入れて押し出すのは間違いです

お腹から声を出す方法は、お腹に力を入れて声を押し出すことではなく、お腹で吸った息を、喉に頼らず声に変えることです。「お腹から声を出して」と言われても感覚がつかめない人向けに、具体的な体の使い方と練習手順を解説します。

「お腹から声を出す」とは、どういう状態か

「お腹から声を出す」とよく言われますが、実際にお腹から声が出ているわけではありません。声は喉(声帯)で作られます。ここで言う「お腹から」とは、お腹(横隔膜)を使って息をしっかり支え、その息の力で声を鳴らしている状態を指します。

反対に、喉だけで声を出そうとすると、息の支えがないぶん喉に負担がかかり、声が不安定になったり、すぐ疲れたりします。「お腹から声を出す」ことのゴールは、喉の力みを減らし、息の支えで声を安定させることです。

お腹から声が出ているかどうかのチェック方法

次の方法で、今の自分がお腹から声を出せているか確認できます。

  • お腹に手を当てて発声し、息を吐くときにお腹がへこんでいくかを確認する
  • 声を出す前に、肩が上がっていないか(肩で息を吸っていないか)を確認する
  • 短く「はっ、はっ」と声を出したとき、お腹が軽く動いているか確認する

肩や胸ばかりが動いて、お腹があまり動いていない場合は、まだ喉に頼った発声になっている可能性があります。

お腹から声を出す方法|今日からできる練習

1. 仰向けに寝て、腹式呼吸の感覚をつかむ

床に仰向けに寝ると、自然にお腹を使った呼吸(腹式呼吸)になりやすくなります。お腹に手を当てて、息を吸うとお腹がふくらみ、吐くとへこむのを確認しましょう。このあとの4つの練習は、1つにつき1〜2分、合わせて1日5分ほどから始めれば十分です。

2. 「はぁー」とため息をつくように声を出す

仰向けの姿勢のまま、ため息をつくように「はぁー」と声を出します。喉に力を入れず、お腹から息が自然に押し出される感覚を意識します。

3. 立った状態でも同じ感覚を再現する

寝た状態でつかんだ感覚を、立った姿勢でも再現します。肩を上げずに、お腹をふくらませて息を吸い、声を出すときにお腹をゆっくりへこませていきます。

4. 声を出しながら、お腹を意識し続ける

短い「あ」「い」「う」などの発声から、徐々に長く伸ばす練習(ロングトーン)へと進めます。→ ロングトーンのやり方

腹式呼吸そのものをより丁寧に身につけたい場合は、こちらの記事も参考にしてください。→ 腹式呼吸で歌う方法|歌が変わる息の使い方と自宅練習

お腹から声を出すときのよくある間違い

  • お腹に力を入れて押し出そうとする:力みが強すぎると、逆に喉も力んでしまいます。あくまで「支える」感覚が大切です。
  • お腹を凹ませたまま固定する:呼吸が止まってしまい、長く声を出せません。吐きながら自然にへこんでいく動きが正解です。
  • 喉の力みは抜けているのに、声が小さくなる:これは息の量・声帯の閉じ方の問題かもしれません。→ 声帯閉鎖のやり方

お腹から声を出せるようになると変わること

お腹から声を出せるようになると、次のような変化が期待できます。

  • 声量が上がり、通る声になる
  • 長く歌っても声がバテにくくなる
  • 高音でも喉に頼らず出せるようになる
  • 音程が安定しやすくなる

声量の底上げをさらに進めたい場合は、こちらもあわせて参考にしてください。→ 声量を上げる方法3つ

感覚が正しくつかめているか、自分では判断しにくい

「お腹から声を出す」感覚は、言葉で説明されても実際にできているかどうか、自分では判断しづらいものです。お腹が動いているつもりでも、実は喉に頼ったままということもよくあります。

歌の練習アプリ「ボイモ」は、自分の録音とお手本を聴き比べて近い声のタイプを選ぶと、息っぽさや声量不足などのクセに合った練習メニューを組んでくれます。感覚だけに頼らず、自分の声が実際にどう変化しているかを確認しながら練習できます。お腹から声が出ているかを確かめるには、まずは自分の声のタイプを知るところから始めてみてください。

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